前回の記事では、メキシコ世界文化遺産都市グアナファトの散策について、初めてでも迷わないポイントを紹介いたしました。
「【グアナファト】カラフルメキシコ散策、迷わないコツ!」をぜひご覧ください。
そして今回はそのグアナファトのメイン、絶対訪れるべき場所No.1である「ピピラの丘」について詳しく書きたいと思います!レオン在住(グアナファトまで車で1時間前後)の私、何度かここに来ていますが毎回「気凄い!やっぱり綺麗!」と感動します。
目次:
ピピラの丘とは?
ピピラの丘とは、メキシコの世界文化遺産都市グアナファト内にあり、その街が一望できる有名な観光スポットです。ピピラの丘を訪れた人たちからは「宝石箱」「おもちゃ箱」と例えられ、皆そのカラフルで非現実的のような美しい景色に魅了されています。
ピピラ像の前に展望台があり、素敵な景色が広がっています。
この巨大な像のモデルであり丘の由来となったのが「ピピラ(Pipila)」、メキシコ独立戦争時に政府軍と戦った英雄の一人です。ピピラは鉱夫でした。メキシコの自由を勝ち取るため、銃弾から身を守るために自らに大きな石を背中に結びつけ、スペイン軍がいた穀物倉庫のドアを一人で突破しようとしました。
写真のこの巨大なピピラが手にもっているトーチは、「自由のトーチ」とされています。
彼をはじめとし大勢の戦った人たちのおかげでこのグアナファトがあるのです。
「可愛いグアナファト」では終われないですよね。少しでも歴史を知り、この街を訪れると感慨深く、よりグアナファトがピピラの丘からの景色が好きになりますよ!
ピピラの丘への行き方
ピピラの丘までは車・徒歩・ケーブルカーの3通りあり、グアナファト散策中に行きたい!という方は、ケーブルカーがおすすめです。
徒歩でも行けるのですが盗難など治安が良くないと言われておりますので、私はケーブルカーが一番無難だと思います。ケーブルカーはガラス張りです。頂上まで登る最中も景色を一望できますので、その点もおすすめです!
ケーブルカーのチケット売り場・乗り場は、フアレス劇場の裏に回ったところにあります。
目立たないのですが、壁に「TAQUILLA」(カタカナ読みにすると「タキジャ」)と書いてあるところが切符売り場です。
ケーブルカーはメキシコではFunicular(フニクラール)、切符はBoleto(ボレト)。もしスペイン語で誰かに尋ねたいときは、この3つの単語だけでも覚えておくと便利ですよ!
ピピラ!フニクラール!タキジャ!で何とかなる!笑
ケーブルカーの切符代は、
・大人片道30ペソ
・大人往復60ペソ
(2019年時点。数年前より少しだけ値上がりしています。)
あらかじめ、往復を買っておくと便利です。
ピピラの丘
Address:Zona Centro 36000 Guanajuato, Gto.
ピピラの丘観光、トイレのタイミング!
意外と大切なこの情報、トイレ!!
トイレはピピラの丘にもありますので、"基本"心配はしなくても良いと思います。
が!
ここはメヒコ。イレギュラーも余裕であります。
私が夜に訪れたときはトイレの入り口に鍵がかかっており、使用不可でした!ケーブルカーの最終時間前(営業中)だったにも関わらず、先にトイレだけ閉められていたんです。
「開始の遅れはOK。終了は時間に厳しく、なんなら定刻より早めに。」これがメキシコの基本です(笑)
ということで、イレギュラーも考慮して、ケーブルカーに乗る前にトイレは済ませておくと良いでしょう。
ピピラ展望台から見える景色
おすすめの時間帯は?と聞かれたらこう言いたい…「いつでも!」
昼間のカラフルな景色も、夕暮れ時のちょっと儚げな雰囲気も、夜のキラキラした光の景色も全て素敵なんです!!
日が沈んできた頃。
ビビッドな色合いから少し落ち着いた雰囲気に変化していきます。街の灯りが少しずつともされる様子が一望できます。
暖かい色合いが素敵!
「宝石箱」と例えられる理由が良く分かりますよね!
夜にピピラ展望台からこの景色を見ていると、グアナファト内のにぎやかな音が聞こえてきます。マリアッチや楽器の音が聴こえる時もありますし、観光客の楽しそうな叫び声や歌声の時もあります。
グアナファトの夜は長い!
最後に
前回のグアナファト散策に続き、今回はピピラの丘について紹介いたしました。この記事を書くにあたり、もう一度ピピラさまのことを調べました。今、胸が熱くなっております!どれだけの勇気をもってメキシコのためにドアを突き破ったのでしょう!
このカラフルで素敵な景色を平和に見られることに感謝ですね。
…と、熱くなりすぎましたね。
とにかく、ピピラの丘はおすすめ!私も大好きな場所です!